最近聞かなくなった言葉に「夜分恐れ入りますが....」と言って電話する言葉がある.昔は夜9時過ぎにはそういって電話していたと思う。
科学が発達した餌食になった現在は,そんな言葉はなく何時だろうがお構いなしに電話は使われているようだ。そんなことを思っていたら,たくさん本を読んでいた昔は,本から色々な言葉を覚え,辞書を引いたりして意味を知ったように思う。
でも今更だけれど,誰かに「意味を説明して!」と言われたら,説明しにくい言葉満載ですね.例えば「泥のように眠る」(読み)ドロノヨウニネムル大辞泉 「泥のように眠る」の意味・読み・例文・類語
泥どろのように眠ねむ・る。正体もなく眠り込んでいるさまにいう。
「まんじりともせず,その夜を過ごした。」のように使われる「まんじりともせず」少しも眠らないで,という意味。 眠らずに起きている様子(まんじり大辞泉)
「うた‐かた」【泡沫】 · あわのはかなく消えるように、少しの間も。
「ややもすると、・・・」というのは、「そのようになりがちである」というニュアンスを加える表現とかね。
他にも意味を聞かれたくない言葉が山ほどある。「鵜の目鷹の目」「覆水盆に返らず」「黄昏時」「「篠突く雨」(最近は無いですね)「そぞろ歩き」等々
本をたくさん読むと,それこそ空気で何となく知っていたりしますが,意味を聞かれると,説明が難しいですね.
個人的にはデザイン的には漢字って好きですし、書体も江戸勘亭流の書体はお気に入りです.歌舞伎や寄席に行くと見かける文字ですね。
祭りの法被などにも書かれていますね.何となくウキウキする書体です.ちょっと画像借りてしまったけれど,ごめんなさい。