久しぶりにアニメを見た。小学校のあるクラスに聾唖の子が入ってきたという物語だ。
これって経験がない人には,わかりにくいかもしれないけれど,なかなかみんなが大変な思いもする場合があるのですね。
昔テニス仲間の人の子供にいたのですが(彼女が妊娠中に風疹に罹ったため)小学校までは普通クラスにいられるけれど,中学からは聾学校に行かないとならない。(校長の考え方で決まるらしい)
聾学校に行くと、雰囲気も本当に聾唖者観た目もなってしまうらしい。と言うのを思い出した。
そしてもう一つは,私が6年生の時に、真後ろの席に吃音症の男子児童が座っていた。
国語の時間に立って本を読むことがあって,その子になると大変なことになるのだ。
私は真後ろの子なので,大粒の涙が机の上にボタボタ落ちるのが見えた.その時の女性担任教師は,意地悪くネチ絡みが始まる。なんとフォローしたらよいのかわからないので、始まりそうになると私はそばの誰かと私語で話し始めた。
すると、教師の怒りの矛先は私んのほうへ.....
気が付かない他の児童は、後のクラス会の時に,いつもおしゃべりをして怒られる子は私だと思っていたようだ。
能天気な私は「それでもよいしぃ」と思っていた。考えたらよくその担任は,私の保護者に何も言わなかったものだと思ったんだけれど....
しかし,ちゃんと見ている子は少数いて、成り行きをよく理解していたようだと判った。その女教師はその時,メノポーズがひどくて、精神のバランスが悪く家庭生活もうまくいっていなかったそうだ.
「へぇー,そうだったんだぁ」とクラス会の時に知った.教えてくれたクラスメイトは成績優秀で、親も役員をやっていて、役員の集まりでは話題になっていたらしい。
どうやらそれで私は,呼び出し対象からは免れ,その時の事情は内々に片づけたらしい。私が怒られる原因がわかっていた何人かは,一生忘れられない出来事だと言っていた.悪いイメージにはなりたくなかったし,方法がわからなかったそうだけれど,私だって賢かったら,何か他の方法があったのかもしれない.
でもこのアニメを見て,ふと思い出したけれど,あの吃音症の○○君はその後どうしただろうね。電気屋の息子だったはずなんだけれど,勉強さえ出来ていたら,電気技師になってちゃんと暮らせているだろうと思う.でも何故誰も親に言わなかったんだろう❓あれが教師からの虐めだって気が付かないか❓大昔の事だけれど...。
とアニメを見てやはり日本の教育、は考えないとならないことがいっぱいあると思った.対して根本は改善されていないのではないかと思うなぁ。
私は一人っ子で,皆から仲間外れにされても,いやな感じだけれど,結構平気だからできた事なんでしょうね。空気読めとかに縛られていると(兄弟がいてもらしい)何も言う事は出来ないのかもですね。
家族関係もなかなか難しいですからね。でも観てみても良いアニメでした。